JR東日本の「水利権」が取り消しに

JR東、社長処分へ 信濃川不正取水

 JR東日本が取水データを改ざんし、大量の水を信濃川から不正に抜き取っていた問題で、国土交通省北陸地方整備局は13日、JR東・信濃川発電所の取水許可を取り消すと発表した。再許可の時期は未定。JR東は今後、清野智社長を含め関係者を処分する。

 水利権の取り消しは、07年に不正取水が発覚した東京電力原発電所(栃木県)に続き2例目。

 同局によると、JR東はダムの取水口などにある観測装置に改ざんプログラムを90年には組み込み、少なくとも02〜08年に計約3億1千万トンを不正に取水していた。同局内には「最近の不正取水が年5千万トンに及んでいることから、18年間では不正取水量は倍以上になる可能性もある」との見方もある。

 同局は取り消し処分とした理由について「不正取水量が極めて大きく、07年の調査の際に2度にわたって『適正』と虚偽回答したことを重視した」と説明。今後、関係する経済産業相新潟県知事と協議し、3月にも処分を確定させる。

 清野社長はこの日、新潟市内で記者会見し、「(改ざんは)故意だった」と認め、「コンプライアンス(法令順守)が十分ではなかった。地域の皆様に深くおわび申し上げる」と謝罪した。(三浦英之)
(asahi.com(朝日新聞社):JR東、社長処分へ 信濃川不正取水 - 社会より)

先日も書いたことですが、結局「水利権」が取り消しになっちゃいましたね。
しかし、記事には「再許可の時期は未定。」とか書いてあるけど、「再許可」ってあるんですかね。
だけど、しばらくは「川崎火力発電所」に頑張ってもらうんでしょう。
さすがに、この件で運賃の値上げにはならないと思うけど。。。