COSMOSトラブル

12月29日に発生した新幹線輸送障害について


去年12月29日、ちょうど年末年始の帰省ラッシュの時期に、始発列車の運転が始まる午前6時頃から、信号トラブルの影響で、東北・上越・長野・山形・秋田新幹線が運転を見合わせました。
それから3時間後、午前9時頃から各新幹線は順次運転を再開。
それでも、大幅な遅れと運休が、その日の最終列車まで続きました。


このことに関してのプレスリリースが1月5日に出ていたようで。
信号トラブルというのは、COSMOSという新幹線総合システムのトラブルだったみたい。
COSMOSというのは、輸送計画や運行・車両運用・設備・保線・電力・清掃作業などの管理・監視ができるシステムで、簡単に言えばATOSの新幹線版(高機能版)とかですかね。


COSMOSトラブルの原因は、運用変更の入力に時間が掛かったということらしいです。
ただでさえ、年末年始で臨時列車も多いから、変更の入力が多かったと思うんですけどね。
それに加えて前日(28日)は、長野新幹線の車両トラブル、秋田新幹線の強風、山形新幹線の大雪によって、長野新幹線以外は平常運転にならずに、その日の運行を終了していました。
そんなことも重なって、COSMOSへの入力事項が多くなってしまって、時間が掛かってしまい、終了が始発列車の発車15分前の午前5時45分になってしまったみたい。


でも、始発発車前の午前6時より前に入力が終われば、通常通り運行できるんじゃないのかなって思ったんですけど。
よく考えてみると、回送列車など客扱いをしない新幹線の運行は、始発発車の午前6時前から始まっているのではと。
だから午前5時までに日付切替作業をすれば、通常通りということなんじゃないですかね。